社長の小言

10年前。2009-12-14

1999年6月、私はこの業界に足を踏み入れました。
23歳の時のことです。

営業経験はありましたが、住宅を扱う仕事をしたことがなく、右も左も道さえも分からないスタートでした。
今、考えるとその時の私が持ち合わせていたものは
①営業がしたいという気持ち
②稼ぎたいという気持ち
③車の運転技術
④負けん気
ですね。

そして、その入社させて頂いた会社には、いわゆる会議室などで行なう新人研修というものがなく
教えてもらうというより、先輩達から盗めというスタンスで、勉強しました。

初めての現地販売会。
金曜日に販売用荷物を車に乗せ、土曜日の朝9時に販売現地に直接集合。
毎日会社に行き、タイムカードを押していた私にとって、会社以外が集合場所というのが
とても新鮮で、ウキウキしていたのを良く覚えております。

確か、3人でその現地入りしました。手分けをして設営をし、いざ10時のスタートへ。
すると一人の営業マンがお客様のご案内ということで、すぐにいなくなりました。

私ともう一人の先輩営業マンとの二人でお客様のご来場を待ちます。

すると、一組のファミリーがこちらの方に歩いて向かってきたのに私は気がつきました。

〇〇さん、お客さん来ましたよ!

・・・いや、お客様じゃないな・・・。

そのご家族は私達の前を素通り。

なんで?この人は分かったんだろう・・・。こんな驚きもありました。

コンビニで買ったお弁当で昼食を済ませた私達は、お客様のご来場を待ち続けておりました。

ある時、その〇〇さんが隣のイスでスヤスヤと寝ているではないですか。

私は営業は教えてもらうのではなく、盗めという教えのもと、活動しておりましたので

当然のことのように(本当に疑いなく、寝て良いものだと思い)私も隣で寝ました。

朝ご案内で出発した別の営業マンが現地に戻り、お前何寝てるんだよ、と注意された時には

〇〇さんは、寝ていた素振りも全くなく、積極的にお客様を呼び込んでおりました。

(・・・そういうことか・・・・。)

道路にも苦労しました。

魔の世田谷区。タクシーの運転手さん泣かせの世田谷区と言えば有名な話ですよね。

方向感覚がなくなるうねった道、目的地を遠のかせる進入禁止、ありえない道路幅。

不動産屋が道を知らない、道に詳しくないというのは致命的ですからね。

休日返上で車で走りまくりました。

そして平日は、先輩達が営業している電話での話し方、現地での接客の仕方を盗んで盗んで盗みまくりました。

そんな毎日を、できる営業になるために努力していたのは、10年前。

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